自家製クリームブリュレ
アンフュージョン
アンフュージョンとクリームブリュレ
店内の壁には雰囲気のあるポスターがそこかしこに掛けられ、さながらフランスのカフェのよう。
昼と夜とでは違う赴きを見せるフランス料理店、それがアンフュージョン。
本場フランスで料理漬になりながら修業の日々を過ごし、この岡崎の地でフランスで学んだ風土や習慣から生まれた伝統的な料理や技法を、飾らず、気取らないスタイルで、でもしっかりとフランスの香りをお届け出来たら・・・
そんな想いが料理の一皿に込められています。
アンフュージョンがオープンして以来、変わらぬ看板メニューが『クリームブリュレ』。
フランス料理のお店でクリームブリュレ?と思うかもしれないが、ここのクリームブリュレは洋菓子店では味わえないとっておきの魔法がかけられている。
その時期に
一番美味しい食材を
使用しています。
牛乳、生クリームにしごき出した天然のバニラビーンズの種とさやを入れて一晩寝かせる。
こうすることでグレードの高い天然バニラビーンズのフルーティーで芳醇な香りの中にある、バニラ特有の花のようなアニス香と、香辛料のような香りがより際立ちます。それをベースに岡崎産のランニングエッグをたっぷり使用して焼きあげたクリームブリュレは、毎朝出来たて。フレッシュな味わいを楽しめるように数量限定で手作りしています。
コースの終わりがけのベストのタイミングを見ながらグリルで、時々器の向きをかえながら表面に熱を加えカソナードを焦がして満遍なく焼き色をつける(キャラメリゼ)。綺麗な琥珀色の焼き目の上に自家製のフルーツのアイスクリームをたっぷりと。
この日のアイスクリームは、苺。新鮮な国産苺をそのまま厨房のアイスクリームマシンで果実感たっぷりのアイスクリームに。口どけもなめらかで少々ねっとりした果実味がたまらない。そしてフレッシュ苺をドライにしたチップ状のイチゴスライスもたっぷりデコレーション。
当たり前のようだが、ここまでデザートに手間暇かけられるレストランは少ない。
カリカリとしたキャラメリゼのブリュレをスプーンでパリパリッと割るのは、【アメリ】じゃなくても大好きな人も多いのでは・・・。
キャラメリゼの下はきれいなオレンジ色のなめらかクリームが!(黄色でなく、もはやオレンジ色!ランニングエッグ凄い!)自家製のアイスクリームと一緒に一気に食べる心から満足感を味わえます。まさにコースの最後に相応しい、〆のクリームブリュレは美味しくなる魔法がたくさん詰まっているのです。
※クリームブリュレは(単品不可)
ランチorディナーコースのデザート
洋菓子店のクリームブリュレは自宅でもそのまま食べられるように”完成”したスタイルで販売されている。
もちろんそれはそれで
大変美味しいけど、このお店で食べるクリームブリュレはやられた!と感じることが多い。食べてる間に自家製の果実のアイスクリームが
少し溶けだしていく。
このアイスクリームが絶品でなめらか~というよりはねっとり・・・といった感じ。
クリームブリュレと交わっていくライブ感はやはりレストランスイーツの醍醐味。話題のヨナナスみたいな感じといえば伝わりやすいのだろうか。
果実感が半端ないアイスクリームは専門店で食べても中々味わえない。正直これには驚いた。
1つ1つが非常に丁寧に作っている為、雑味のないスイーツ。
綺麗にまとまりすぎているかもしれないが、これほどの丁寧なクリームブリュレは意外とないと思う。