アグー豚の小籠包
包子(パオズ)
包子の中華料理とは
岡崎市インター近くにある中華料理店、包子。お店を代表する名物料理、それがアグー豚の小籠包だ。
店主である酒井和人氏はホテルニューオータニの中華部門で7年修行し、地元岡崎市で包子を構えた。長く厳しい修行時代は沢山の技術と経験の積み重ねで自身の鍛錬に繋がった。
本格的で感動を味わえるような中華料理をもっと気軽に食べに行けるような店づくりを心掛け、華美すぎる余分な装飾は一切省いている。
その分、料理には最大限の努力をおしまず、看板メニューのアグー豚の小籠包にもそれが色濃く反映されている。
皮を伸ばし、 肉を包み
一気に蒸し上げます。
香港の特級調理師直伝の施術を酒井氏独自で改良に改良を重ねた。ベースとなる豚肉は沖縄より直送される幻の黒豚“アグー豚”。他の品種に比べ産地の沖縄でさえなかなか口に入ることが少ないといわれる希少な豚肉であり、柔らかく食感も抜群な上、豚特有の臭みもない。
酒井氏が沖縄に訪問した際、現地でアグー豚のしゃぶしゃぶを食した時に、時間がたってもあくやにごりがほとんど出ないことに驚いたという。
また、今までに食べたことのない独自の豊潤な旨みも決めてとなり、早速アグー豚を使用した独自の小籠包の開発にとりかかった。
味だけでなく栄養価も高く、女性に嬉しいにコラーゲンたっぷりで低コレステロールであることも特徴だ。また、小籠包独特のお口の中でジュワ~ッと広がるスープどこのお店よりも美味しく、感動を与えるものにしたい!そんな想いから今の黄金レシピをもとに誕生した。
アツアツの小籠包をれんげですくい、箸でわずかに切り開く。れんげいっぱいに飛び出す黄金色のスープに感動すら覚える。尋常じゃない量のスープは一口食べるとその旨みに驚く。
これは今まで食べたことのある小籠包とは基本的に違う食べ物だ。
『肉汁を口いっぱいに頬張る料理』。
まさにこの一言につきる。
皮も一から全てお店で手捏ねで作り、新鮮で繊細な美味しさを保つため、作り置きは一切しない。
注文ごとに皮を伸ばし、肉を包み、一気に蒸仕上る。
日本人独特の旨み、という感性がここまで反映している料理は滅多にないだろう。薬味で新鮮なしょうがや黒酢もあるが是非何もつけずに一気に召し上がって欲しい。
この肉汁、いや小籠包は食べた人しか味わえない究極の小籠包なのだ。
価格 ¥380
見ていると注文が入ってからアンと皮を包みはじめます。
大店舗のように、ある程度作りおきをしておいて、冷蔵庫に入れておく、という方法だと、どうしても鮮度が落ちてしまうからだそうです。
今回も小籠包が出てくるのには少し時間がかかりました。それも、その場で包んで蒸す、というひと手間余計にかかっているからだったのだと分かれば、他の小皿料理を食べつつ、ビールを飲みつつじっと待つ気にもなります。
こちらの小籠包は皮の薄さが尋常じゃありません。
それでいて箸で持ち上げても皮が破れない!凄い!!
その皮を破くと、じゅわぁ~と出てくる肉汁!レンゲは肉汁でいっぱいになってしまいます。ぱくぱく食べられるのでちょっとお腹がすいていたら3セイロくらいはペロリといけてしまいます。
蒸したて、アツアツの小籠包は何もつけずに豪快に食べる!がここのオススメ。
口に入れた瞬間飛び出す黄金色の肉汁は言葉ではちょっと言い表せないほどの旨みが凄い。無駄な雑味もなく、余計な物が一切ない。厳選してた良質の食材を丁寧に完璧に作るとこんな凄いものが出来るのかと驚いてしまいます。
まちがいなく日本中のトップレベルの小籠包が食べられる貴重なお店です。他店の小籠包を食べ比べると酒井氏が作る小籠包は、美味しさがグンを抜いてることがはっきり判ります。