つけ鴨そば
茶の子(ちゃのこ)
茶の子の蕎麦
矢作川の支流、乙川沿いに立つ【茶の子】は三河でいち早く蕎麦会席を始めたお店で知られています。
『うどん文化の三河で蕎麦をやろうと決心した時、本物の蕎麦を正直にだせるお店にしようと思った』。
そんな熱い想いが一本一本の蕎麦から伝わってくる。
二代目の中山さんが打つ蕎麦は、一代目である中山又彦さんからの教えを守ったもの。
一代目は蕎聖と呼ばれた故・片倉康雄氏が開講した『日本そば大学』の流れを汲む『一茶庵』で蕎麦打ちを学んだ。
現在のお店の田舎・並・更科の3種類の蕎麦粉も一茶庵から仕入れている。蕎麦を打ち上げるまでの時間は肝要で乾かぬように20分以内で仕上、まさにスピード勝負。加水を見図るために温度計と湿度計が店内にあり、その日の天候で見極める繊細さが茶の子の命ともいえる。
二代目は日本料理で学んだ技と味を常に改良を重ね、まさに二人三脚でやってきた。
田舎・並・更科
3種類の蕎麦粉
茶の子の『つけ鴨そば』美味しさの秘密
だしの取れる新鮮で良質の鴨を贅沢に使った【つけ鴨そば】はここの看板メニュー。
これを目指して遠方からわざわざ足しげく通う常連さんも後を絶ちません。そんなお客様をとりこにする感動の【つけ鴨そば】。
お店でも人気の高い並そば(外皮を取り除き、甘皮が付いた状態で挽いた粉で作った蕎麦。更科と田舎のバランスがいい状態)をつけ麺風にあたたかい鴨汁でいただく。汁椀の中には炙り葱と一緒に肉厚の鴨がたっぷり。
他店舗の鴨そばってだいたいペラ~ッと薄い鴨が数切れ、そんなイメージが強くないでしょうか?
茶の子のつけ鴨そばの鴨はまず驚くのが肉厚、ジューシー。かむと、肉汁と旨みがぎゅぎゅっと濃縮されている。かつ、この美味しい鴨からとったつけ汁は正直言葉にできない。鴨の旨味とコクのあるつけ汁が飲み干せそうな勢い。
美味しいものを真面目に作るとこうなりました、と目の前に置かれている気分になる。
蕎麦好きや通の人が通う、そして、そんな常連さん達の一番人気がこの【つけ鴨そば】なのは納得がいく。
是非、蕎麦という概念を捨てて美味しい料理を食べに行く、そんな気持ちにさせてくれるのが茶の子に通う最大の醍醐味です。
つけ鴨そば 価格 ¥1,620